7月29日(火)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙】ブラジルの飢餓撲滅を求めるルーラ大統領は食事のカロリー計算を日々行い、大統領就任以降、厳しいダイエットを自らに課している。
誰も公式に確認していないが、大統領はロバート・アスキン米国人医師にあみ出され、論議を呼んでいるプロテイン・ダイエット法を採用するというリスクを冒してきたと友人たちに告白した。この方法は炭水化物の摂取を禁じ、ハム・チーズやゼリーの昼食、鶏肉、魚、赤身の肉を好きなだけ食べ、穀物を一切食べず、炭水化物を含まない野菜だけを食べるというもの。
ルーラ大統領はもう七キロの減量に成功した。同ダイエット法は短期間で減量できることから芸能人に人気がある。しかし、医師たちは短期間でやせられるとはいえ、ダイエットする人はけん怠感を感じ、コレステロールの増加、心臓疾患や糖尿病になる危険がある。偏った栄養を摂取する習慣をきちんと身につけないと、「アコーディオン効果」と呼ばれる体重増加のリスクさえある。
内分泌学者は脂肪を多く燃焼させる試みとして、十五日から二十日間の限られた期間、同ダイエット法を採用するのはかまわないと話す。しかし、一年間といった長期間でみると、体重の減量分は従来のダイエット法と変わらない。ダイエットは個人の特徴を考慮しつつ、栄養のバランスを保ちながら、カロリーを減らし、少しずつ行うのが理想とされる。