7月25日(金)
「2003ワールドヨーヨーコンテスト」が八月一日~三日まで米フロリダ州オーランドで開かれる。世界各国からヨーヨーの愛好者が集まり、パフォーマンスの美しさなどを競う。ブラジルからは横田ロドリゴさん(二〇)と松永ラファエルさん(二六)が出場する。二人は二十四日午前、来社、抱負などを語った。
横田さんは国内コンテストで優勝、ブラジル代表に選ばれた。世界大会は初めて。フリースタイルに出場して、三分間で各種の技を披露する。
仕事はイラストレーター。二年ほど前、兄がヨーヨーで遊んでいるのをみて、興味を持った。
「見る人が楽しんでもらえるようなパフォーマンスを考えるのが好き」と、魅力を語る。
日本語を学習中で昨年、国際協力事業団の実施する研修に参加、半年間、日本に滞在した。
松永さんは、昨年に引き続き二度目の出場になる。インターネット関連の会社で働く。世界大会のビデオを観賞したのが、ヨーヨーを始めたきっかけ。
「多彩な技を繰り広げる姿を見て驚いた」。ビデオを手本に、見様見真似で覚えた。
二人はアメリカに本拠を持つチーム、「DXL」に所属。ブラジルのメンバーは週に一度のペースで集まって練習を重ねる。
サンパウロのほかにリオデジャネイロ、ブラジリアにヨーヨーの愛好者がいる。
といっても、国内大会への参加者は四十人程度。二人は、「ヨーヨーの魅力を多くの人に知ってほしい」と語り、普及に力を入れていきたい様子だ。