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■日本代表チーム到着=週末の南米相撲大会へ

7月25日(金)

 二十六日、二十七日にサンパウロ州アチバイア市で開催される、ブラジル相撲連盟(赤木政敏会長)主催の第四十二回全伯相撲選手権大会、第八回南米相撲選手権大会に参加するために二十四日、日本代表チームが来伯した。
 一行は四人で、日本相撲連盟が派遣した和歌山県庁相撲部の橋本剛監督(四二)と、矢須直(三二)、浅田晃秀(二九)、沖崎誠(二七)の三選手。ブラジル相撲連盟役員らと共に来社した橋本監督は「全国的にも県庁に相撲部があるのは珍しい。和歌山の場合は、歴代の知事も相撲愛好家が多く、昭和二十六年に創立された伝統ある部です」と説明する。
 同監督は二十年前に日本代表選手団の一員として来伯した経験があり、「相撲を通じて、南米の方との友好を深めると共に、日本のことも伝えたいです」と抱負を語った。また、三年前にサンパウロ市で開催された世界選手権大会にも出場した浅田さんは「前回は忙しかったが、今回はもっとブラジルを楽しみたい」という。
 矢須さんは「ブラジルの相撲熱を体で感じたい」、沖崎さんは「初めての国際大会なので頑張りたい」と意気込みを語った。受け入れる側の南米相撲連盟総務の須永忠雄さんは「三年ぶりの日本選手団なので、我々も大変嬉しい」と大歓迎の意を表わした。
 同日には第六回ブラジル女子相撲選手権大会も開催される。会場は同市立体育館〃エレファントン〃。