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スピード違反取締強化=移動レーダー2倍に=8月から40台設置開始 サンパウロ市

7月24日(木)

 【アゴーラ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】スピード違反を取り締まるため、移動可能の速度計測レーダーが八月初め、以前の倍以上の数でサンパウロ市に戻ってくる。昨年十一月まで、移動式レーダーは二十台あったが、来月からは四十台も設置される。今回の移動式レーダーは、一車線ずつ管理する固定式レーダーよりも性能が良く、三車線の車の速度を一度に計測することができる。
 新型移動式レーダーは、主に高速道路のローカル車線や大通りに設置される。サンパウロ市交通技術公社(CET)によると、移動式レーダーは九月末までにすべて設置される予定。
 固定式レーダーでは、設置される柱にレーダーを三台も取り付けなければならない。移動式レーダーは一台だけで済む。CETのマウリッシオ・レージオ氏は、「移動式レーダーに使われている技術に差があり、一秒間に撮影する写真の数が固定式のより多い」と説明している。
 誤差値は、固定式も移動式も七%とされている。だがCETは慎重で、誤差を一〇%だとしている。
 新しいレーダーの設置で、サンパウロ市のスピード違反罰金件数は倍化するとみられている。罰金は違反速度によって違い、百二十七・六九~五百七十四・六一レアルとされる。CETは罰金額が月に十万レアルに達すると推測している。
 レージオ氏は、移動式レーダーを再度設置することで、交通事故死亡者数が減少すると言明。「二〇〇一年は二千二百四十五人が死亡した。移動式レーダーが設置された昨年は、死亡者数が千三百七十人にまで減った」。
 昨年十一月、移動式レーダーを管理していた会社とサンパウロ市の契約期間が切れたため、レーダーはすべて回収されていた。サンパウロ市は新しい管理会社との契約を結び、新型レーダーの設置を急いでいる。
 移動式レーダー四十台が設置される場所は、次の通り。▼北部=チエテー川沿岸高速道路のローカル車線、ルイス・ドゥモン・ヴィラーレス通り。▼南部=モルンビー通り(バンデイランテス宮の近く)。▼東部=ジャクー=ペッセゴ通り、サリン・ファラー・マルフ通り、アシス・リベイロ通り、ドウトール・ルイス・アイレス(ラジアル・レステ)通り、アントニオ・エステーヴォン・デ・カルヴァーリョ(ラジアル・レステ)通り。▼西部=プロフェッソール・フランシスコ・モラット通り。