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リオ植物園15%破壊=50年代に不法侵入始まる

7月19日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十八日】リオ植物園は、不法侵入により二十一万七千平方メートルの原生林が破壊された。これは同植物園の全面積の一五・八%に当たる。破壊された地域には粗末な家、豪華な建築、警察署まで建設されている。
 植物園は大西洋森林(マッタ・アトランチカ)にあり、保護区に指定されている。一八〇八年に植物園として発足し、世界各地に生息する七千二百種の植物が植えられている。国連からは、世界で最も重要な十の植物園の一つとされている。
 植物園への不法侵入は、一九五〇年代の初めに同保護区を管理する職員自身によって開始され、今日まで続いている。植物園は連邦政府の指定する財産で、環境省が直接管理運営している。
 植物園は国立歴史美術遺産院(Iphan)によって国の重要文化財として指定され、ユネスコからは世界の重要生物圏保護地として認められている。