7月16日(水)
汎セントラル将棋連盟(金高利司会長)主催の第四十五回汎セントラル線王将戦がこのほど、三十五人を集めサンミゲール・パウリスタ文体協会館で開かれた。王将戦優勝者は茂田幸敏五段。
今年は連盟創立四十五周年記念にあたり、大会では先没者に対し一分間の黙祷が捧げられた。続いて、長年、連盟運営に尽力した金高会長に感謝状と記念品を贈呈。同会長の謝辞の後、同文体協の戸田勝彦副会長、将棋連盟の内海博前会長の祝辞があった。また、将棋愛好家の夫人らが昼食を用意、手に汗握る接戦の合間にも、会場は和やかな雰囲気に包まれた。
連盟では、今後の後継者育成の試みとして、ポルトガル語による初心者向け入門書を作成、全伯各支部に配布している。そのほか、将棋会館(ガルボン・ブエノ街一九番)で毎週土曜日午後二時から同五時まで、三人の講師が指導にあたっている。
大会結果は次の通り(敬称略)。
▽王将戦 (一)茂田五段(二)鍛冶谷四段(三)織田四段
▽親睦戦・四段以上 (一)青木六段(二)吉田国五段(三)安倍五段
▽同・三段 (一)植北利次(二)柴田真(三)古子耕三
▽同・二段 (一)笠置秀雄(二)鶴隆義(三)金高利司
▽同・初段 (一)浦田重敏(二)伊藤義臣(三)神川敏男
なお、笠置秀雄二段は三段に、浦田重敏初段は二段に昇段