禁じられた香水が流行

7月15日(火)

 【ヴェージャ誌】アルゼンチンで商品化され、『ウニヴェルシターリオ』と名付けられたスプレー式室内用香水が、麻薬『エクスタシー』に次ぐドラッグとして中流クラスの若者の間ではやっている。この香水は女性を誘惑する道具の一つとして男性に好まれる。
 同香水はマット・グロッソ・ド・スル州やパラナ州から密輸され、平均四十レアルで販売される。六一年に使用禁止となったが、今年前半に全国で約一万九千本の香水が連邦警察に押収された。使用者は六カ月以上二年以下の禁固刑を受ける。
 香水の成分は中枢神経を侵し、肝機能障害や心肺機能の停止―死をもたらすこともあるという。