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警察署留置場から70人脱走=鉄柵切断し南京錠破壊 サンパウロ市

7月3日(木)

 【アゴーラ紙三十日】二十九日午前零時ごろ、サンパウロ市南部アメリカノポリス区第九十七警察署の留置場から七十人の拘束者らが脱走する事件が発生した。
 同留置場には拘束者百十五人が収容されていたが、拘束者らは監房の鉄柵をのこぎりで切断し、ペンチを使って南京錠を破壊した。音に気付いたプラントンの警官五人が、数十人に及ぶ拘束者たちが警察署の裏門から逃げるのを目撃している。
 同日午後七時三十分までに再逮捕されたのはわずか六人。うち一人は警察署の近くにあるイミグランテス街道で車にひかれ、重傷を負っている。
 「のこぎりやペンチが、どのように拘束者の手に渡ったのか検討もつかない」と、逃げずに残った拘束者は話している。