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■ルーラ政権支持 43%=サンパウロ市長再選拒否は76%



7月1日(火)

 【フォーリャ及びエスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】調査会社ダッタフォーリャは二十八日、政権発足して六カ月のルーラ大統領について、「良い」と評価した人が四三%と、三月より一%低下したものの依然高率であると発表した。「普通」は四〇%から四三%に、「悪い」は一〇%から一一%と増加した。 
 二十四日に二千六百三十人を対象に行った同調査では、大統領の支持率は所得階層や地域を問わず、おおむね四〇%以上を保った。現政権が「前政権より良い」は五〇%に達し、「変わらない」の三一%を上回った。政権交代で「生活が良くなった」は一七%にとどまり、六九%が「変わらない」と答え、政権への評価に国民の生活改善が伴わない実態も明らかになった。
 一方インフォルメスタードは、マルタ市長のサンパウロ市政二年半の評価を調査した。六月二十六日に次期サンパウロ市長選で再選への意欲を表明したことから、同市長を選出するか質問した。回答者の七六・七%が、同市長の再選を拒否したと発表した。
 同市長の公約履行について「履行していない」は六八・三%、「履行している」は三〇・六%であった。ゴミ税や街灯税は同市長の政治生命に不利かは「不利」が七七・九%、「不利ではない」が二一・九%。
 市政評価では「最良」と「良」で一八・七%、市長当選時の五六%を大きく下げた。「最悪」と「悪」は二〇〇二年十二月の三三・四%から現在は三九・四%へ増加した。同市長の再選までには、まだ十八カ月あるのでばん回には十分時間があると側近はみている。