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プロの歌声にため息=文協 芸能祭に2000人以上

7月1日(火)

 第三十八回コロニア芸能祭が二十八、九の両日、文協ビル講堂で行われた。 
 選抜された芸能各分野の第一人者たちによる華やかなコロニア最大の芸能の祭典には、今年もサンパウロを中心とした数十団体が参加した。
 歌謡、民謡、舞踊、太鼓、時代劇など百三十近くの演目が二日にわたって繰り広げられ、昨年を上回る二千人以上が会場を訪れた。
 大正琴や歌によるお馴染みのメロディーには、昔を懐かしむかのように口ずさむ人も見られた。
 日本から訪れた大江希代子さんのショーでは、さすがのプロの歌声に、会場からはため息が漏れていた。
 最近日本でもブームとなっている「よさこいソーラン」をSOHO関係者の二十名以上が披露、若いパワーを爆発させ、観客を沸かせていた。
 二日目の日曜日、午前九時からは、〇三年度白寿者表彰式が行われた。出席した二十人の白寿者や代理で訪れた親族が表彰状や記念品を受け取った。
 会場に訪れた七十代の女性は「毎年、楽しみにしています。来年の芸能祭が待ち遠しいですね」と話していた。