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バイクの死者数1位=市交通事故の統計発表

6月28日(土)

 【アゴーラ紙二十七日】サンパウロ市内の交通事故による死亡者数は二〇〇二年、モーターバイクに乗っていた人の数が、自動車に乗って死亡した人の数を初めて上回った。サンパウロ市交通技術公社(CET)が発表した。
 バイクの数は全車両の九・一%しかないにもかかわらず、同死者数は交通事故による死者総数の三一・四%を占める。自動車の死者数は全体の二七・八%。ほかはれき死した人など歩行者。
 同乗者も含めてモーターバイクに乗っていた人の死亡者数の比率は、九九年一四・六%、〇〇年一六・三%、〇一年二五・七%。〇二年のサンパウロ市の交通事故死亡者総数は千三百七十人で、歩行者が四百三十人、自動車に乗っていた人が三百八十一人、モーターバイクが五百五十九人。
 バイクの死亡者数は九九年から〇二年までに七五・五%増えている。同期間にバイクの数は四一・九%増えている。
 バイクは九九年にサンパウロ市内で三十四万台が走り、千三百八十八台に一人の割合で死亡している。〇二年には四十八万二千三百台に増加、千百二十二台に一人の割合で死亡。
 バイクの事故の原因は、電話で話しながら自動車を運転すること。自動車の車線変更も事故につながり易い。〃支払い日〃に事故が多いとも指摘されている。