■企画
6月28日(土)
ブラジル労働省国家移民審議会の決定により、外国人技術者に対するテンポラリー・ビザ発給が九十日間の期限付きで、さる五月二十三日から来る八月二十三日まで中止となった。国益を守り、ブラジル人技術者を保護するためとされる。
緊急不可欠の場合はビザ発給申請を、十分な理由説明と共に移民総統括部(Coordenacao-Geral de Imigracao)に提出、審査を求める。その理由が認められれば、同部は労働省の決定に委ねる。
今回の移民審議会決定は、五月二十一日付けの「行政決定4号」(Resolucao Administrativa n゜4) として、連邦官報(五月二十三日付け)に掲載されている。
八月二十三日までに、推定四百三十人の外国人技術者がブラジル入国を拒否されるので、技術移転契約を持つブラジルの企業はその間、技術者を迎える事が出来なくなって、その損失は大きい(六月二十一―二十三日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙)。