6月25日(水)
【アゴーラ紙二十四日】テレフォニカ電話会社は、毎年行われる価格調整に当たり、三週間前から電信庁(Anatel)に申請していた四一・七五%増の調整をあきらめ、今度は二八・七五%の値上げ率で交渉し始めている。
同社と電信庁との二〇〇五年十二月までの契約によると、同社は固定電話の回線工事料と基本料金、通話料金の三料金、過去十二カ月間に累積した総合物価指数(IGP-DI)で調整することができる。この場合、調整率は三〇・〇五%だが、契約では同社の生産高の一%分を差し引くため、二八・七五%の調整となる。
また、これら三料金の一つに上限九%の値上げ分を足すことも認められている。これは、三料金以外のサービス料金を九%下げるという条件付き。通常基本料金にこの調整がされる。
この九%も足すと、値上げ率は四一・七五%に達し、基本料金は二十六・五七レアルから三十七・六六レアルに跳ね上がることになる。だが電信庁との交渉で、テレフォニカは九%増をあきらめ、二八・七五%のみの年間価格調整を申請した。この値上げ率では、基本料金は三十四・二一レアルとなる。
電信庁は現在、テレフォニカの年間価格調整率を三部に分ける交渉をしている。交渉がうまくいけば、二十八日から実施される今年度の値上げは一四%から一七%になる予定。
◎
[ガソリンは値下げ]
電話料金が値上げする一方、サンパウロ州のガソリン価格は八週連続で低下し、消費者は喜んでいる。
石油庁によると、四月二十六日からガソリン価格は八・三%減少したという。現在ガソリン一リットル当たり平均一・九四三レアルだが、四月末には二・一レアルだった。
価格が下がっている理由は、ガソリンに混ぜているアルコールの比率が、全体の二〇%から二五%に増えたため。アルコールの価格は六月、一六・二四%も下がり、同期ガソリンも三・八四%値下りした。