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マナウスの刑務所で暴動=受刑者13人が死亡

6月25日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十四日】アマゾナス州マナウス市郊外のプラケクアーラ地区に位置するアニーシオ・ジョビン刑務所(Compaj)で二十二日午後四時、暴動が発生し、十三人の受刑者が死亡、十五人(十一人の受刑者と四人の刑務官)が負傷した。
 暴動は受刑者の家族の訪問中に始まり、五十二人が人質となった。暴動は同市南部にある軍警第一大隊拘置所(BPM)に拘留されていた六人が携帯電話で指揮した。六人は同刑務所から第一大隊への移送と受刑者七人が刑務所に残されたことに不満だったらしい。同七人は暴動で死亡した。
 二十二日午後六時、軍警将校ら、ラウリーア市民・法務局長、リーマ市議(PL)、ヴァロイス判事が同刑務所に到着、家族らと入れ替わりに人質となった。暴動者らは拘置所のメンバーの帰還と、日光浴の実施、公衆電話の設置、刑務所長の交代を要求した。午後七時、警察は携帯電話の通信遮断に成功した。交渉は午後十時に再開され、BPMの拘留者の帰還を除き、要求の一部が受け入れられた。二十三日午前三時以降、受刑者らは人質を引き渡していった。
 二十三日午前六時に暴動は鎮圧された。刑務所長は交代された。同刑務所は昨年十二月に開設され、五百二十人が収容されている。過去に二度、暴動が起こり、四人が脱獄した。連邦政府は八百万レアルを投資して同刑務所を連邦化し、麻薬密売人、ベイラ=マールの移送・収容を計画していた。