6月25日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙七日】大衆車、生産されていない古い車が、よく盗まれる車のランキングの十位までを占める。サンパウロ州市民警察は、車を解体して取れる部品がよく売れるからと説明している。大衆車の方が書類を偽造しやすいこともある。
同市警の統計によると、五月はサンパウロ州で一万九千台が盗まれた。うちゴル車がトップで、二千五百台盗まれ全盗難車数の一三%を占める。続く車も安い車か、生産ラインに乗っていない車種ばかり。二位はパリオ、続いてウノ、コルサ、フスカ(非生産)、パラチ、モンザ(非生産)、コンビ、サンタナ、シェヴェッチ(非生産)。
二〇〇〇年の同統計と比べて、五位にフスカが登場したことと高級車が消えたことが特記される。
車を盗むのに、犯人に好まれる場所もある。サンパウロ市内では西部が最も多く、〇二年は一万五千三百十五台で全体九万二千九百二十五台の一五・四%を占めた。警察はバールと大学の数が多い地域ほど、よく盗まれると指摘している。