ホーム | 日系社会ニュース | 熱く迫力ある踊りを=玉城流玉扇会の 二代目 家元ら

熱く迫力ある踊りを=玉城流玉扇会の 二代目 家元ら

6月21日(土)

 移民九十五周年記念・玉城流玉扇会創立二十周年記念祝賀特別公演が二十一、二十二の両日、ブラジル沖縄県人会などで開かれる。沖縄県から来伯した同会二代目家元の玉城秀子さん、同会教師の大田守邦さん、玉城流玉扇希友会会主の金城順子さんらが十八日来社、公演に向けての意気込みを語った。
 玉城さんは今回で四回目のブラジル。「沖縄から来ると、本当に広い国だと感じる」と感動。金城さんは二十年前、同県人会創立七十五周年の際、玉扇会代表として来伯して以来で、「懐かしく、故郷のように思う」。玉城さんの息子で玉城流後継者の大田さんは四年前に続いて二回目。「本場の踊りを見て、沖縄のエネルギーを感じてもらえれば。私たちもブラジルのエネルギーをもらって帰りたい」と熱く語った。
 公演の目玉は、沖縄でも有名な舞踊家二十人が一堂に会するところ。古典舞踊や雑(ぞう)踊り、二才踊り(男踊り)、創作舞踊を披露するが、なかでも一押しは群舞。三線三人、笛一人、琴一人による生演奏のもと、迫力満点の踊りを繰り広げる。
 公演日程は▽移民九十五周年記念玉城流玉扇会特別公演が二十一日午後三時から、沖縄県人会(リベルダーデ区トマス・デ・リマ街七二)▽玉城流玉扇会ブラジル支部創立二十周年記念特別公演が二十二日午後二時から、文協(同区サンジョアキン街三八一)。入場料はともに二十レアル。
 問い合わせは、同県人会(電話・11・3106・8823)、または各支部まで。