6月13日(金)
【レヴィスタ・ダ・フォーリャ誌】米国とイギリスに次いで、ブラジルは世界中のワイン=二十カ国・約七千種の銘柄=が集まる国だ。
「フランスやイタリアでは当地のワインがほとんど飲まれる。ブラジルはもともとワインの生産国ではないので、イギリスと似通った状況にある。ワインを知る人は豊富な選択肢に心が躍るが、普通の人は選択に悩む」とブラジル・ソムリエ協会のアゼヴェード副会長は話す。実際ワインを知ろうとするブラジル人はまだ少数だ。そこで、本誌はワインを味わおうとする人々に質疑応答の形でワインの基礎知識を教授する。
▼いいワインの選び方は?=選択は個人的なもので、鉄則はない。たくさん試して好みに合うものを見つけること。二十レアル以下の仏産、伊産など、低価格のブランドものは良くない。国内産やアルゼンチン、チリ、ポルトガル産を選ぶ方が無難。▼買うべきでないワインは?=栓が飛び出ていたり、ラベルがにじむなど、漏れがありそうなものは避ける。白ワインの変色にも注意。▼古ければ古いほど、高ければ高いほどいいワイン?=伝説。極一部を除き、そうではない。▼最良のブラジル産ワインはヨーロッパ産の平均的ワインに劣る?=必ずしもそうではない。しかし、同等レベルではブラジル産の方が、値段が高い。価格の割に最も合うのはアルゼンチン産。▼家での保存方法は?=ビンを寝かせて、気温十一度から十五度の冷暗所に置く。▼開封後のワインの保存は?最も簡単なのは冷蔵庫での保存。Vacun-Vinというゴム栓と真空ポンプ付きの道具を使えば、平均五日間は冷蔵庫でもつ。
ソムリエらが推薦するブラジル産ワインはSaltonn Volpi Cabernet Sauvignon 2000(赤、R$21)Pizzato Merlot 2000(赤、R$18,15)Chandon Excellence(発泡、R$43)