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冬に観光客殺到=クラシックな町=カンポス・ド・ジョルドン

6月13日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙】サンパウロ州カンポス・ド・ジョルドンは、マンチケイラ山脈の中にある人口四万四千人ほどの町。冬になると観光客が殺到し、その数約百五十万人に及ぶ。カンポスは良質なウール製品やチョコレート販売などで有名だ。
 同市で七月五日から二十七日まで開かれる第三十四回フェスチヴァル・ド・インヴェルノ(冬季祭典)のチケットは、十日から販売され始めた。今年はカンポス元来のクラシック音楽がメインとなる。チケットは五~五十レアル。ホームページ(www.festivaldeinverno.sp.gov.br)で購入できる。
 カンポスの見所の一つ、パラッシオ(宮)・ボア・ヴィスタは、サンパウロ州知事の避暑地。一九三八年から一九六四年の二十六年間にわたって建設され、部屋の数は百五もある。一九七〇年から三十四部屋が一般開放された。フェスティバルの開催場のクラウジオ・サントーロ講堂、フェリッシア・レイルネル美術館も見逃せない。
 カンポスの自然を満喫するならカンポス・ド・ジョルドン州立公園へ。同市中心部から十五キロの場所にある。八三四一ヘクタールの公園内は家族連れで楽しめるレジャー地だ。
 カンポス市内には、カピヴァリー(写真)からサンクリストーヴォンまで行くボンデ(路面電車)がある。またモーロ・ド・エレファンテ(象の丘)へテレフェリコ(ロープウエイ)で上るのも快適。丘の上から見渡すカンポスも美しい。