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MSTへ多くの予算=飢餓ゼロ=食糧購入手帳の5倍

6月10日(火)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】ルーラ政権の優先課題である飢餓ゼロ計画で、北東部の半乾燥地帯の各市に在住する貧困家庭に支給される月五十レアル分の食糧購入手帳よりも、農地占拠運動のメンバーに配布されるセスタ・バジカ(生活必需品バスケット)に多くの予算が今までに費やされた。
 セスタ・バジカ購入に使われた費用は六千七百万レアルで、食糧購入手帳の費用千二百万レアルよりも五倍多い。貧困者はこれまでに飢餓ゼロ計画で使われた資金の七二%を享受した。しかし、飢餓ゼロ計画資金の大部分は現地市職員の教育に使われたとの指摘もある。
 大統領はセスタ・バジカ配布による支援は避けたい考えを持っている。所得手当て(かんばつの被害にあった市の家庭に対する三十レアルの補助金)計画は三月に中止された。