六月十二日はブラジルの「恋人の日」。恋人たちはプレゼントを渡したり、一緒に夕食を楽しんだり、映画を見たりなど、それぞれの形で幸せの一時を過ごす。結婚後も、恋人の日を祝う夫婦が数多くいる。
一般的な恋人の日の由来説は、聖バレンタインにちなむというもの。でも聖バレンタインの日は二月十四日。あまり関係があるとは思えない。
あるページに、「恋人の日は、〃結婚の聖人〃として有名な聖アントニオの日の前日に祝う」とあった。元々二月だった恋人の日が、恋する乙女の結婚願いを聞き入れてくれるという聖アントニオにちなんで、六月に祝われるようになったのではないか?―。ちなみに聖アントニオ祭が祝われる六月は、古代ローマの結婚神・ジュノーの月でもある。
恋人の日の由来よりも大事なのは、大切な人と過ごしたいという心。皆さん、よい恋人の日をお過ごしください。