サンベルナルド・ド・カンポス市のビリングス湖では、サギが見られるようになったという。
この湖には以前、ピニェイロス川から生活廃水や工業用水が流れ込んでいた。魚は死に、臭気もひどかった。
市はピニェイロス川からの水の流入を阻止。九八年から、湖周辺の四十八地区をエコロジーの特別区に指定、環境保全に向けて住民を教化した。
さらに非政府組織と共同で、植樹も進めた。この結果、汚水の九〇%が解消された。
サンセバスチョン市では三日、石油が船舶から輸送中に管の亀裂部分から海中に漏れ、また、海が汚染された。こちらは自慢にならない話。
今日五日は世界環境デー。今週に入って、ビリングス湖がテレビ、新聞で引き合いに出されている。身近な環境問題に目を向けてはどう。(古)
03/06/05