6月3日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】サンパウロ市中央地区にあり、サンタンデール銀行が入居していたエディフィーシオ・パトリアルカにサンパウロ市市役所の一部の部署が移転する。移転はサンパウロ市四百五十周年記念を迎える〇四年一月二十五日までに完了する予定。
移転するのは財務、法務、国際、社会コミュニケーションの各局と市執行部。そのうち、財務、法務局だけがパラーシオ・ダス・インドゥストゥリアスから完全に移転する。
約八百人の職員が十三階の各階に配置され、フランシスコ・マタラーゾ伯爵がいた五階の部屋が市長室となる予定。五階は最も豪奢な階で、壁が硬材と豚の皮で化粧され、各室とテラスにトイレが設置されている。屋上には庭と鯉のいる池がある。
同建物は九〇年以降、正面玄関とホール、屋上、五階が歴史遺産となっている。