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「独立の鐘」の珠盗難=教会の塔35メートル登る

11月29日(土)

 【アゴーラ紙26日】ブラジル独立の際に鳴らされたという〃ブロンゼ・ヴェーリョ(古い銅鐘)〃の珠(たま)が25日未明、サンパウロ市西部ペルジーゼス区サンジェラウド教会から盗まれた。この鐘は1942年から同教会の塔に設置されていた。
 1972年に歴史遺産に指定された独立記念日の鐘は銅製。1820年にバイア州で造られたとされている。直径1・7メートル、高さ1・75メートル、重さは2・25トン。銅のほかに、金18キロも溶かされている。
 一方、鐘の珠の重さは60キロほど。犯罪者は通常、銅を1キロ2レアルで売りさばくという。
 泥棒たちは教会の奥の扉から侵入し、ヒューズ箱にあったアラームを解除。内部の扉3枚を破り、高さ35メートルの塔を登った。