5月30日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】サンパウロ州市警麻薬捜査課(Denarc)はこのほど、リオデジャネイロ州の三大犯罪組織の幹部らが大サンパウロ市圏に在住し、麻薬密売で得た資金を洗浄していたほか、リオ州のモーロ(貧民街がある丘)に麻薬を送るベースとしてサンパウロ市を利用していたことを明らかにした。
指名手配されている麻薬密売人は三人。一人は犯罪組織TC(第三コマンド)の首領リーニョ。リオ州のマリーナ・マジェッシ刑事によれば、リーニョは大手の麻薬・銃器卸売業者で、ベイラ=マールのライバル。もう一人はビーラ。TCで二番目に重要な男である。三人目は犯罪組織ADA(直訳=友人の友人)の首領ロビーニョ・ピンガ。三人とも逃走している。
三人は偽名を使ってガソリンスタンドや薬局、住宅、乗用車、アパート、宝石、ドルなどを購入し、資金洗浄を図っていた。