5月30日(金)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙十八日】パウリスタにはあまり知られていないが、八十以上のインジオの部族が作った芸術作品にサンパウロ市で出会うことは可能だ。しかも一カ所で。
サンパウロ市南部ジャルジン・アメリカ地区にある店には陶磁器、木工品、羽飾り、かご細工、色彩豊かな装飾品、楽器などが陳列され、事実上無視されてきた豊かで多様な文化が顕現している。マット・グロッソ州のタピラペ族、アルト・シング族、マラニョン州のトゥカニワール族…各種族はそれぞれの美意識、工芸技術、アイデンティティーを持つ。
インジオの工芸品だから安いと思ったら大間違い。一万レアルもするものもある。同店では七百種に及ぶインジオに関する本も販売されている。