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補助金の支給困難=大統領=ビデオ会議で発言

5月28日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十七日】ルーラ大統領は十六日、世界銀行がパリで開催している経済発展についてのビデオ会議にプラナルト宮で参加していた時に、商業上不利だとして、ブラジルと他の「危機的状況」にある国々は国内向け、あるいは輸出向け製品の生産業者に対し、補助金を支給する余裕はないと発言した。
 約十五分続いた発言の中で同大統領は、第三世界が先進諸国の市場に最大限食い込むことを要求するブラジル外交の伝統的立場を再確認した。
 世界には機会の平等があると言うのは「聞こえがよくない」とする同大統領は、先進諸国に対して様々な批判を行い、フランスとイギリスの財務相らに、自由貿易を標榜しながら保護主義的政策を採用している両国が「協調性の欠如を克服する」よう求めた。