5月27日(火)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】ブラジル人ドライバーのジル・デ・フェラン(Gフォース・トヨタ)が二十五日、世界最大規模を誇る米国伝統の自動車レース、第八十七回インディアナポリス500マイル(通称インディ500)で初優勝した。
インディ500は、インディ・レーシング・リーグ(IRL)今季第四戦で、米国インディアナ州インディアナポリス・モータースピードウエーで開催された。
ジルは二百周の決勝を三時間十一分五十六秒九八九一で制覇。史上初の三連覇を目指した〃エリーニョ〃ことエーリオ・カストロ・ネーヴェス(ダラーラ・トヨタ)は、百六十九周目に惜しくもリードを譲り、二位に甘んじた。トニー・カナーン(ダラーラ・ホンダ)も三位で、ブラジル人ドライバー三人が表彰台を独占した。
ジルは優勝の喜びに感涙し、ガラガラ声になるまで叫んだ。一方エリーニョは、「ジルの優勝を心から祝福する。でも本当にあと少しだったのに」と悔しさを隠さなかった。