5月27日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十六日】今年第一・四半期の株式上場企業の収支決算によると、〇二年三月から〇三年三月までの過去一年間の収益率は、生産部門はマイナス〇・一七%、金融部門はプラス二〇・六%となった。
同数値は株式上場企業の八一%に当たる二百十一社を調査したエコノマチカとABMコンサルティングのデータに基づき、総合物価指数(IGP=DI)で調整された。
生産部門の収益率悪化要因として純益の減少(三億四千三百万レアル減)と、電力部門と電話部門の赤字が考えられる。電力部門の収益率はマイナス二四・五%。これを除くと生産部門の収益率はプラス八・五%となる。また、飲料・食品製造業はプラス二四%の収益率だった。
金融部門は、債務に充てる銀行の準備金が少なかったことと、有価証券と債券の獲得増の結果、高収益を得た。