5月27日(火)
北海道協会(谷口出穂会長)は二十五日午前十時から、同協会交流センター(サンパウロ市ジョアキン・タボラ街六〇五番)で「第八回北海道まつり」を開いた。
谷口会長によると「昨年の『ラーメンまつり』や『にしんまつり』は父の日と重なったり、天候に恵まなかったこともあって人の入りは良くなかった」というが、今回は関係者の祈りが通じたか、雲ひとつない青空の下、約五百人の来場者が訪れた。
今回の目玉商品となったのはニシン。子持ちの四百尾を日本から取り寄せたが、十二時半には全てが売り切れた。
「さっぱりして最高だった」と大満足の来場者を傍目に、調理を担当した木下利雄理事は「こんなに早く売り切れるなんて。楽しみにしていた人に申しわけない」と恐縮しきり。
ハマナス会が用意した数百食のいちご大福、赤飯、ドラヤキも大人気で、イカめしやイカ焼き、焼きそばなども午後三時過ぎには全てが売り切れ、関係者は嬉しい悲鳴を上げていた。
来場者が舌鼓を打つ間にも、舞台ではヨサコイソーランや日舞が披露され、やんやの喝采が送られた。来場者も参加した盆踊りや、のど自慢によるカラオケも会場に花を添えた。
協会内の大雪会(留学生、研修生OB会)、ヒグマ会(青年部)、ハマナス会(婦人部)、ボーイスカウトが力を合わせた『第八回北海道まつり』は大盛況のうちに幕を閉じた。
谷口会長は「お陰様で大成功でした。八月には『ラーメンまつり』も行い、七月の『郷土まつり』ではイカのポンポン焼きを準備しています」と満足顔を見せていた。