小アジア東北部に住み、ペンテシレイアなどの女王に率いられて戦った「アマゾン」。転じて女丈夫、女傑を意味する。
リベルダーデ相撲大会に五十人以上の女性選手が参戦。上位入賞者は、世界トップレベルの力を持つ。十代後半の表情を持つ彼女達は、土俵上ではアマゾンのように見えた。
ブラジル女子相撲はどこで始まったか。イタペチニンガ市の相撲指導者、坂下義弘さんは「五年前に、二人の日本人女子相撲選手がサンパウロ市でデモストラソンに訪れたことに端を発する」と、語る。試合をすると坂下さんの門下生が、日本人選手に勝利。ブラジル女子相撲の可能性を期待させる一幕だった。その後、日本から女子世界王者が送り込まれたのは、言うまでも無い。(佐)
03/05/27