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直接投資60%減少=02年末の決断結果反映

5月23日(土)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】中銀が二十二日に発表した資料によると、外国からブラジルへの直接投資は四月に七億九千六百万レアルとなった。
 この値は〇二年同月の十九億六千四百万レアルに比べると五九・四七%の減少。一―四月の合計は二十七億七千三百万レアルで、前年同期間(六十六億五千九百万レアル)比で五八・三五%減少し、九六年(二十二億二千四百万レアル)以来の低水準となった。
 ロペス中銀経済局長は減少理由を〇二年末に決断された投資の結果の反映とみる。また、世界的傾向として投資の後退がみられ、民営化が進んでいないブラジルに特にその傾向が強い。四月の値は短期資金が一億七千九百万レアル、中長期資金が五億五千七百万レアルで、短期資金の割合が増え始めたことを示している。