5月23日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】二十五日(日)から政権を引き継ぐアルゼンチンのネストル・キルチネル大統領は二十一日、同国は国際通貨基金(IMF)の援助がなくても独自の力で生きていけると、「IMF不要宣言」を亜国紙〃クラリン〃を通じて行った。
もはやIMFへの報告準備であくせくしないし、九月満期の三十億ドルの債務決済もクヨクヨする必要はないと開き直った。
「財布の中をのぞくから問題が難しいので、できるだけのことをすればよい」とIMFの二者択一的手法には応じないと言明した。
さらにアルゼンチンが正常に機能するために、債務を数十年に繰り延べることを交渉すると語った。