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東西南北

5月23日(土)

 二十三日午後、サンパウロ市が強風を伴う豪雨に見舞われ、各地で停電、倒木被害が出た。北部カンポ・デ・マルテ地域では午後一時二十分ごろ、風速八十キロを記録した。サンパウロ市防災庁の情報では、少なくとも二十一本の樹木が倒れたという。南部サウーデ区、カンブシー区、西部ブタンタン区、ラポーゾ・タヴァーレス街道二十キロ付近、中心部リベルダーデ区の一部で停電があった。
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 サンパウロ市中央区のルース駅復旧改装工事が二十一日、計画後二年にして始まった。ロベルト・マリーニョ財団とサンパウロ州文化局が共同で行う駅正面の改装はサンパウロ市市政四百五十周年記念(一月二十五日)に間に合わせて完成する予定。工事費は千五百万レアル。駅全体の改装完了日は未定だが、同駅にはポルトガル語文化センターが併設される計画。
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 ミナス州コンタージェン市の刑務所第十棟で、二十一日から暴動が発生した。二十二日には九人の負傷者を出しており、二十三日正午の時点で看守四人が人質となっていた。同刑務所内のほかの棟でも暴動が起きる気配がみられるという。
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 オレンジジュースを運搬していたトラックが二十二日未明、転倒した。場所はサンパウロ州クバトン市アンシエッタ街道四十三キロ地点。二万四千三百八十リットルのジュースが道路に流れ出し、乾けばアスファルトがすべりやすくなるので、清掃のため同街道は終日通行止めとなった。現場付近の住民はバケツいっぱいにジュースをかき入れようとしていた。
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 サンパウロ市のメトロ職員らが、二十七日にスト入りする可能性があると、アゴーラ紙が報道している。職員らはベア調整を要求しているが、メトロ側との交渉がうまく進んでいない様子。