5月22日(木)
【アゴーラ紙二十一日】わずか九時間の間に、交差点での強盗殺人事件が二件発生し、逃げようとした女性二人が射殺されている。
十九日午後十一時、サンパウロ市北部ジャラグアー区シッカ・ルイーザ街道の交差点で、大学帰りの法学科生エリアーナ・F・A・オリヴェイラさん(三八)が強盗二人に襲われた。警察によると、同学生は強盗から逃れるためにアクセルを踏んだが、怒った強盗らは車両に向かって三発発砲。三発目が学生の首筋に命中し、救急病院で息絶えた。強盗の一人(二三)は逮捕された。
翌二十日午前八時には、大サンパウロ市圏サンカエターノ・ド・スル市インテルメージカ病院のローザ・C・ジメネス院長(五五)が強盗二人に襲われ、殺害された。事件は、サンパウロ市東部ヴィラ・アウピーナ区ジエスタス街の交差点で発生。同院長は同じように逃げようとしたが、強盗一人に頭部を狙撃され、車はそのままマイクロバスに衝突した。院長は病院で死亡した。