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バス路線の15%廃止=サンパウロ市=運行台数には変化なし

5月15日(木)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十四日】十七日に開始予定の、サンパウロ市の公共交通システム再編により、千二百あるバス路線の一五・五%に当たる百八十六路線が廃止・統合となる。
 廃止・統合路線はサンパウロ市を分割した八つのエリア中、五つ(北西部、北部、北東部、南西部、西部)のエリアから選ばれる。東部、南東部、南部エリアについては十五日に正式決定される予定。
 SPトランス(サンパウロ交通機関公社)は十五日以降バス利用者に廃止・統合路線を知らせる。また、住民の苦情など不測の事態に対処するために、発表以後も廃止・統合の「調整」が行われる可能性は残されている。
 既存路線も運行時間や経路が変更されることがあるが、SPトランスによると、別の路線が吸収するので、再編によって現在運行中のバス約一万五千台が削減されることはない。。
 交通システム再編はバス会社の収益改善、利用者の利便性向上、今年度後半期に予定されている新交通システム導入への下準備という三つの目的を持つ。新システムでは、バス会社は各地区と中心地区を結ぶ路線を、ロタソン業者は短距離で地区間を結ぶローカル路線を運行する。乗り換えターミナルが設置され、一枚の切符で一路線以上利用できるシステムも計画されている。