5月13日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十日】パラー州ベレン市で九日、強盗や銃撃戦が相次いで発生し、さらにいたずら電話も邪魔して大騒動となった。
同日午前八時ごろ、中心部のブラジル銀行支店で、五人組が五十三万レアルを盗んで逃走。強盗の一人はバスに乗り込み、警察と撃ち合いになって死亡した。もう一人はタクシーで射殺された。
残りの三人はパラー州政府機関が集中している大通りにある携帯電話店に侵入し、五人を人質にして六時間半にわたりろう城した。
強盗らは人質を皆殺しにすると脅しており、緊迫する雰囲気の中、警察は交渉に応じた。交渉中、軍警は公衆電話からかけられた「銀行や商業、現金輸送車四台が強盗に襲われた」といういたずら電話と思われる通報を受けた。交渉の末、三人は投降した。
この事件で大通りは閉鎖され、付近の学校二校も休校となった。また同市中心部の商店や銀行も閉業。確認された強盗事件は商店四店と労組が被害を受けたもので、計五件となった。