5月9日(金)
【フォーリャ紙八日】ルーラ大統領は七日、三人の最高裁新判事を正式に任命した。
任命されたのは、アントニオ・セザール・ペルーゾ・サンパウロ連邦司法裁判所控訴院判事(六〇)、ジョアキン・ベネジット・バルボーザ・ゴメス・リオ州共和国検事補(四九)、カルロス・アイレス・デ・ブリット・セルジッペ州連邦大学教授(六〇)。上院に送る通達書にサインした後のインタビューで、三人は諸改革に関して、政府との思想的つながりや約束事をすべて否定した。七十歳を迎えて退官するのは、ジョゼ・カルロス・モレイラ・アルヴェス、シドニー・サンチェス、イルマール・ガルボン各判事。
バストス法相によると、新判事らは政府の提案する諸改革遂行に適任の人物だという。ルーラ大統領は「判事の選択に自信を持っている。とりわけブラジルは現在、改革を前進させるのに安定と真剣さが非常に求められるからだ」と発言した。
連邦最高裁判所が改革に対する予想外の異議申し立てを最終的に裁く点から、判事選択の重要性は説明できる。カルドーゾ政権時代、最高裁は現行法に基づいて、退職者の年金から負担金を徴収することを禁じた。ルーラ大統領は憲法修正を通じて徴収を承認させようとしている。新判事らが政府の提案に対して共感するかとの質問に、バストス法相は「たしかに共感すると思う」と答えた。