5月7日(水)
マスコット保育園。この保育園に通った人がこのバスをみたら、懐かしく思うのだろう。でもそれがペルーでだったら・・・。
フジモリ政権の遺産はペルーの街を駆け抜ける。スペイン語の洪水の中、はっきりと視覚に訴えてくる日本語。
異国で見る「藤崎工務店」「広島市衛生局」「大崎市老人福祉センター」などの固有名詞がもたらす違和感。
言葉と土地との結びつきの強さを実感させられる一瞬である。
ペルー市民はもちろん、その言葉の意味、日本語ということさえも分かっていないのだろう。
ステイタスかデザインかそれとも単なる無意識か。 ブラジルの街を日本語のシャツを着て闊歩する若者たちをペルーの街角で思い出した。 (剛)