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ニッケイ新聞 2014年1月17日

 移民史料館エレベーター設置プロジェクトの発表は、資金提供をする企業同席の記者会見のはずだった。が、40分経っても企業の担当者が現れない…。聞けば、「今日、一社が残りの資金を届ける予定だったので、会見も開けると思った」とか。しかし、企業側にはその予定を伝えていなかったため、「社内で了解を得ていない」と同社は会見拒否。公式な会見は別の機会に行われることに。「先走ってしまった…」と森口委員長。〃日本流の段取り〃が必要だったのでは?

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 14日の試合でサントスFCに敗れはしたものの、外国勢として初の勝抜戦進出と結果を残した柏レイソルの若手チーム。弟分にあたる15歳以下のジュニアユースチームも、現在中東・カタールで開催中の国際大会『アルカスカップ』(16歳以下)で奮闘中。13日から始まったグループリーグでは強豪バルセロナ、屈強なアフリカ系の選手を抱えるパリ・サンジェルマンと同居する厳しい組み分けに。しかし見事1勝1分で乗り切り、18日から始まる上位トーナメントに駒を進めた。若くして海外を知り、結果を残しているユース世代の選手たち。日本代表チームの将来は安泰!?

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 当地では「1カ月の休暇が取れる」ことに、日本の知人友人は皆びっくり。もちろんそんな国は珍しくないが、日本で出会ったサービス業の面々は「土日も仕事は当たり前」と口を揃える。「え~」とコラム子が逆に驚くと、「それが普通なんで」と笑顔でさらりと返された。当地では仕事があろうとなかろうと、休みは休み。その後のことがどうなろうが就業時間も遵守。多少秩序が乱れても、国は回るのだと実感する。「ちょっとくらい休んでもいいじゃない」―そんな風に言いたくなったのは、ブラジル化してきたせい?