煙草の吸殻、ストロー、紙切れ…。広島中学校内の庭は、ゴミが目立つ。植物の置かれる環境は良いとは言えない。
広島県人会は藤田知事らが植えた樹木の管理を学校側に一任する形になった。植樹後の管理について、よく話し合うべきだったのではないか。
苗の成育にかかる費用は、除草や肥料などを含めて一本当たり、一年に五十レアルほどだと聞く。
学校側は予算不足のため、資金を捻出出来なかったのだと弁明する。
フェルナンデス校長は、「nao tem dineiro」と、いとも簡単に言ってのけた。半分呆れて、言葉を失った。
そう言えば、戦後移住五十周年の記念事業でも桜とイッペーがアグア・デ・ピニェリーニョ公園などに植樹される。同じ轍は踏みたくない。(古)
03/04/24