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リオ=軍警バス襲われる=麻薬組織が機関銃発射

4月23日(水)

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十二日】二十一日午後八時、リオ市北部マレー区のファヴェーラ地帯を巡回していた軍警の二十五人乗りマイクロバスが麻薬組織『第三部隊(TC)』に襲われ、軍警五人が軽機関銃、けん銃で撃たれて負傷した。マイクロバスの運転手が撃たれたため、軍警隊員で満員のバスは下水道の中に突っ込んで停車した。この際、二人の隊員が器具に挟まれ車内に閉じ込められた。
 軍警とTCの撃ち合いでファヴェーラに住むマルコちゃん(六つ)が流れ弾に当たり、リオ市内の病院に運ばれた。午後十時三十分までには軍警特殊部隊三百人が到着、TCの攻撃に応酬し、制圧した。
 TCを指揮しているのは、通称リーニョと呼ばれるパウロ・サントス容疑者。マレー区には十五のファヴェーラがあり、うち十二がTCの縄張りだ。