4月17日(木)
十五日、サンパウロ市南部ジャルジン・アンジェラ区トレス・マリーアス街で、麻薬組織が商店に閉鎖命令を出した。カッポン・レドンド区第四十七刑務所内拘置所で死亡した同組織一員のセアラー(通称)に服喪するため。同日サンパウロ州カンピーナス市ヴィラ・ボア・ヴィスタ区でも、商店や学校、保健所などが麻薬組織に閉鎖された。
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サンパウロ州アララクアーラ市で十三日午後、消防車が爆発し、五人が負傷する事故があった。消防署によると、木から落ちた九歳の男の子の救助に当たっていた消防隊員が、消防車に設置されている酸素ボンベを使おうとした時に爆発した。消防隊員二人と男の子が入院中。もう一人の隊員と男の子の母親は軽傷で済んだ。
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十六日付本欄の女性二人が誘拐され暴行を受けた事件は、実は女性二人と誘拐した男二人の計画的犯行であったことが判明した。女(二二)が知人を誘い出し、けん銃を持った仲間が襲い女二人も被害者を装った。驚いた知人は逃げ、「知人の女性が誘拐された」と警察に通報。被害者だと見せかけるため、片方の女は自分の顔にたばこの火を押し付けた。女の父親に電話で金を要求したとき、警察が逆探知して御用。
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サンパウロ州タトゥイー市で十五日午後、ブラジルで最年長のマリア・リッタ・デ・メネーゼスさんが死亡した。百十四歳だった。九日から入院しており、死因は呼吸不全。今年九月に百十五歳になるはずだった。マリアさんは共和制が宣言される一年前の一八八八年九月九日、サンパウロ州アレイアス市に生れた。子供四人、孫十五人、ひ孫二十九人、やしゃご二十人がいる。