4月15日(火)
外務省は十五日から、在留届をインターネット上で受け付けるも手続きが出来る「電子届け出サービス」を開始した。窓口での提出や郵送、FAXなど従来の方法に加え、自宅や会社のパソコンからインターネットで手続きできる。
外国に住所などを定めて三カ月以上滞在する日本人は、旅券法第十六条により、管轄内の大使館や総領事館に在留届を義務づけられる。
同届けを出しておけば、邦人が事故や事件に巻き込まれた際に、大使館や総領事館が救援活動や日本の連絡をスムースに行える。
また、旅券の切り替えや各種の証明事務を受ける場合も、在留届を出している邦人は、戸籍抄本の提出が免除される特典もある。
インターネットを利用して届けを出した邦人が、メールアドレスを所有している場合には緊急連絡や、在外選挙人登録資格などの情報をメールで受け取ることも出来る。
また、海外に渡航する日本人が年間千七百万人を超えるのに伴い、事故や犯罪に巻き込まれる邦人も増加。一カ月程度の旅行者も在留届を出すことで、緊急の際に領事館から援護を受けることも可能となる。
届出のアドレスはhttp://www.mofa.jp かhttp://www.ezairyu.mofa.go.jpへ。
詳しい問い合わせなどはサンパウロ総領事館戸籍国籍班(287・0100)へ。