4月12日(土)
私、文協のものですが四月に行われるフェスタに協力してもらえないでしょうかー。
領収書も持っていない相手に払う人がいるの?と思うが、そこが詐欺師の腕の見せ所。
先月下旬にサンパウロ市南部のパン屋経営者が「ドトール・ヤマモト」と名乗る男に五十レアルだまし取られる事件が起こった。
被害者によると、その男は身長百六十前後で体重は八十キロ位とがっしりした体型をしているという。
様々な名刺や書類などを見せながら説明し、信用させるというのが手口のようだ。
実はこの「ヤマモト」という男、九七年に日伯援護協会に某保険会社役員と共に訪れ、「会員が医療保険に加入してくれれば、一割を援協に寄付する」といってサギ行為を働こうとした男と同一人物。
当時から「ヤマモト」と名乗っており、直接対応した山下忠男事務局長は「なぜ、違う名前を使わないのかな」と苦笑する。
先月はグアルーリョス市で日系人の家庭を訪れ、孤児院建設費用と称してサギ行為を行っているという情報も援協に入っている。
文協や援協では「そういう形での寄付活動は行っていないので気をつけてほしい」と注意を呼びかけている。