4月11日(金)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙、カーラ・ド・ブラジル】サンパウロ市北部トレメンベー区ドウトール・レヴェン・ヴァンプレー広場でこのほど、ジョアン=デ=バーロ(和名=セアカカマドドリ、Furnarius rufus)の巣が発見され、付近の住民たちの間で話題を呼んでいる。
巣は、桃色の花をつけたパイネイラ(和名=トックリノキ)の木の枝に四つ並んでいる(写真)。住民たちは、「カンタレイラ山地に面した豪華な住宅だ」とかわいい巣に微笑んでいる。
巣作りは〃夫婦〃共同で行う。泥とわらを混ぜた粘土を材料にするため、雨が降らないと巣を作り終えず、そのまま放置されることもある。
ブラジルの伝説によると、ジョアン=デ=バーロがカシナヴァー族のインジオたちに土なべや家の作り方を教えたという。働き者のジョアン=デ=バーロの巣は、ブラジルで幸運のシンボルとして重宝されている。