4月10日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙九日】ダッタフォーリャ調査会社は八日、ルーラ大統領は歴代大統領の中で七六%と手腕が最も期待されたが、就任百日後の評価で良は四三%、手腕は期待以下が四五%、実行は予想以下が四四%という調査結果を発表した。調査は三月三十一日から四月一日まで、全国二百二十九都市で五千七百人を対象に行った。新政権の目玉「飢餓ゼロ」計画の評価は良が三八%、雇用創出では期待感が落ち込み、評価するは一九%のみであった。
ダッタフォーリャ調査結果の主な内容は、次のようなものであった。
[歴代大統領の就任前期待値と就任後の評価]コロール大統領が七一%から三六%へ。イタマール大統領が一八%から三四%へ。カルドーゾ大統領が七〇%から三九%へ。ルーラ大統領は七六%から四三%へ。
[ルーラ政権三カ月の評価]期待以下が四五%、予想通りが三四%、期待以上が一二%、回答なし九%。
[公約の実行]一部実行が六四%、大部分実行が二九%、実行しないが五%。
[公約実行の時期]政権二年目が三六%、四年目が二一%、三年目が二〇%、一年目が一七%。
[「飢餓ゼロ」計画は]遂行可能が四六%、期待薄が四三%、不可能が七%。
[金利対策]引き上げは失敗が六四%、引き上げは当然が二九%。
[金利に対する意見]インフレより雇用創出優先で引き上げ反対が六一%、雇用よりインフレ対策優先で引き上げは妥当が二五%。
[インフレ予想]上昇が四四%、横ばいが三〇%、減少が二三%。
[購買力の予想]上昇が四〇%、横ばいが二八%、減少が二七%。
[失業の予想]減少が三九%、増加が三六%、同程度が二二%。
[経済成長]上昇が四九%、同程度が三一%、低下が一八%。
[新政権が優遇するのは]労働者が三一%、農業生産者が二〇%、政治家が一三%、工業が一一%。
[新政権が冷遇するのは]政治家が一八%、労働者が一六%、商業が一三%、銀行が一二%。
[省庁別の前政権との評価比較]科学技術は前政権が四〇%、現政権が三四%。 文化事業は前政権が四三%、現政権が四七%。
エネルギーは前政権が三五%、現政権が三九%。
スポーツは前政権が五二%、現政権が四九%。
住宅対策は前政権が二三%、現政権が二六%。
農地改革は前政権が一八%、現政権が二六%。評価しないは前政権が三六%、現政権が二二%。
財務政策は前政権が二四%、現政権が二六%。評価しないは前政権が三七%、現政権が二九%。
汚職対策は前政権が一四%、現政権が二六%。評価しないは前政権が五五%、現政権が三五%。
失業対策は前政権が八%、現政権が一九%。評価しないは前政権が六七%、現政権が四三%。
貧困対策は前政権が一六%、現政権が五三%。評価しないは前政権が五二%、現政権が一八%。