4月8日(火)
【既報関連=フォーリャ・デ・サンパウロ紙、時事七日】六日午後二時に行われた自動車レースのF1世界選手権シリーズ第三戦、ブラジル・グランプリ(GP)で、ブラジル人の期待の的だったルーベンス・バリチェロは、四十七周目で惜しくもリタイアした。
バリチェロは初のポールポジション(PP)獲得で、GP優勝を目指していた。当日は雨天で、雨天調整をしなかったバリチェロの車は安定が悪く、九周目に優位を譲った。努力の末、四十五周目に再度一位になったものの、ガス欠が原因で車が停止。「残念です」とバリチェロは記者会見でこぼしていた。
ブラジルGPは雨天のためセーフティーカーを先頭にレースを開始。事故の頻発でレースを五十五周目に中止、終了した。事故の多くはクルヴァ・ド・ソル(太陽のカーブ)で発生。アスファルトの状態が悪く、カーブを曲がりきれなかった車が次々とカーブのガードに突っ込んでいった。中途半端に終わった今回のGP優勝者は、キミ・ライコネン(フィンランド、マクラーレン・メルセデス)だった。