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輪湖譲二氏死去

4月8日(火)

アリアンサ、バストス、トレスバラス、チエテ(現ペレイラ・バレット)の移住地建設などに尽力した輪湖俊午郎氏。その長男で、建設以来、ずっとペレイラ・バレットに住みつづけ、幾多の移住者に助けの手を差し伸べた譲二氏が二日午後十時ごろ、自宅のベットで心臓麻痺により死亡した。享年八十歳だった。
その日は一日、譲二氏は家の雑事などをこなし、早めに就寝していたが、十時ごろ突然、心臓麻痺で亡くなった。翌三日午後五時からペレイラ・バレット墓地で葬儀が執り行われ、父・俊午郎氏と同じ墓に埋葬された。
葬儀には「ペレイラ・バレット中の日本人が参加したのでは」と思われるほどの参列者があり、アリアンサ移住地や弓場農場からも駆けつけ、五百人近い人が参加した。
葬儀に参列した故人の友人の一人は「まったく私欲のない人格者として、また敬虔なクリスチャンとして、多くの人から尊敬されていた素晴らしい方でした」と語った。