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ミナス 製紙工場の廃液流出=34万人水使えず リオ州も被害

4月4日(金)

 【ジアリオ・デ・サンパウロ紙二日、三日】ミナス・ジェライス州カタグアゼス製紙工場の工業廃液用貯水湖の堤防が決壊して有害物質がポンパ川に流れ出し、リオ州を貫く下流のパライバ・ド・スール川に達した。
 水面に浮かぶ水泡は、大量の苛性ソーダと活性塩素を含んでいる。ミナス州のレオポルジーナ市、ラランジャル市、パウマ市、レクレイオ市や、同河川の水を飲料水に使っているリオ州ミラセマ市、サント・アントニオ・デ・パドゥア市、アペリベ市、カンブシ市など、十二万人の市民に川の水の飲用を禁じる市条例が出され、これらの市は飲料水不足のため非常事態に直面している。
 リオ州北部の雄都カンポス市は二日午前十一時半、全市民四十五万人の半分以上に対して水の供給を止めた。時速三キロで流れていた汚染物質は二日午後、同市中心地区を通過した。