4月4日(金)
【アゴーラ紙三日】イタリア赤十字軍のボランティアのブラジル人男性が、イラク・バグダッド北部でイラク軍の捕虜となり、暴行を受けていたという情報がこのほど、イタリアのテレビで報道された。
被害者はジオヴァンニ・P・F・ファヴェロさん(三九)。ジオヴァンニさんの兄弟で、サンパウロ州カンピーナス市の企業家のネリントンさんは、「フィレンツェに親戚がいて、ジオヴァンニは一九八七年から向こうに住んでいる。親戚から電話があり、捕虜となったことを聞いた」と語る。
ネリントンさんによると、ほかのボランティア二人と記者二人と行動を共にしていたジオヴァンニさんは、イラク軍からスパイと間違われたという。五人は二十九日に捕虜となり、三十一日に解放されたと記者の一人が報告している。
五人はシリアへ行って、戦火から逃れようとしていた。「最近のEメールでは、状況が悪化しているので、イラクから脱出を試みているとあった」と、ネリントンさんは話している。